FXって何だか大負けしそうで怖いですよね。
そんな不安をお持ちの方に向けてこの記事は書いています。
記事の内容は下記の通り。
- 大負けした事例を見たい。
- FXで大負けする理由を教えて。
- FXで大負けしない方法も知りたい。
まずは大負けを引き起こした過去の事例をご紹介。
次にどうしてFXでそんなに大負けが発生するのかを徹底分析します。
最後にFXで大負けしないようにするためにはどうすればいいのか対策を投資歴15年の私が解説していきます。
これを読めばあなたがFXを始めたときに大負けする確率がグッと低くなります。
FXは大負けしなければ少しずつ上達していくので勝ちやすくなっていきます。
大負けしないようにしっかりこの記事を読みましょう。
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FXで大損した過去の事例3つ
FXで未来の値動きを予想するのは難しいです。
しかし過去の事例から学ぶことは多いと私は考えています。
まずは過去に起こった相場が大変動した事例を見ていきましょう。
- コロナショック(2019年2月から)
- フラッシュクラッシュ(2019年1月3日)
- リーマンショック(2007年から2012年頃)
事例①:コロナショック
2019年12月を発端に猛威を振るっているコロナウィルスに起因した相場の大幅下落です。
ドル円チャートを見ると112円から102円まで20日間くらいかけて10円以上下げました。
そして下げた後の戻りもまた激しいためそこでも大損している方がたくさんいるでしょう。
FXをよく知らない方のためにドル円が10円動くとどのくらい損失がでるかというと
資金が100万円ある場合、2500万円分のドル円が買えます。
そしてドル円が10円下がったとすると250万円分損失する可能性があったということになります。
FXには自分の資産以上の損失がでないようなシステムがあるため実際はもっと損失は少ないのですが、大損のイメージはついたと思います。
事例②:フラッシュクラッシュ
2つ目の事例は2019年1月3日のフラッシュクラッシュと言われるものです。
フラッシュクラッシュとは、非常に短い期間内に発生するセキュリティ価格の非常に急速で、深く、不安定な下落です。フラッシュクラッシュは頻繁にブラックボックストレーディングによって実行されるトレードから発生し、その頻度と相互接続により数分、数秒で数十億ドルの損失と回復が発生する可能性があります。
wikipedia
こちらはフラッシュクラッシュが起きたドル円チャートで108円から105円まで下がりました。
事例①にくらべ3円なら大したことないのでは?と思いうかもですが、3円が動いたスピードはなんと約6分とかなり短い時間で動いているのです。
短期間で価格が動き過ぎてかなりの方が大損しました。
事例③:リーマンショック
3つ目の事例がリーマンショックになります。
2007年から2012年までドル円で50円近く下げ続けました。
途中でいくつか上昇を見せていますが安値を更新し76円まで下がるという事態に。
値ごろ感で買った人の心境はこんな感じですかね。
FXの初心者にはありがちなこのパターン。
こういう考えの方は大損してFXから退場していく考えなので、この記事にある大損しない方法をよく読んで実践すれば負けにくくなります。
FXで大損する理由
レバレッジをかけすぎて大損
FXはレバレッジという資金の25倍まで取引ができる仕組みがあります。
レバレッジをかければ利益は最大25倍になります。
しかし利益が25倍になるかわり損失も25倍になるため、少し相場が動くだけでかなりの損失になることがあります。
その損失に耐えきれなくなり大損してそのままFXから退場なんてこともこの業界では良くある話です。
そうならないために自分の資金に応じた適切なポジション量を知る必要があります。
自分の資金にあった取引量を知りたい方はこの記事を読めば理解できます。
FXのロットとは?超初心者のために解説【面倒な計算はしないでOK】
強制ロスカットされて大損
強制ロスカットとは証拠金維持率が●●%を下回ったら強制的にポジションを手放すことです。
フラッシュクラッシュの場合は、しばらくすれば価格がもとに戻ってくるので十分な資金があれば強制ロスカットされずに損失はなかったことになります。
しかし急激な相場変動時に一瞬でも証拠金維持率が下回ると強制ロスカットが発動し損失が確定し大損となってしまいます。
この強制ロスカットが大損する理由の1つです。
証拠金維持率●●%というのはFX会社によって異なり概ね50%か100%。
話だけ聞くと恐ろしい制度のように感じますが見方を変えれば最悪の場合でも証拠金●●%は残るためFXのセーフティネットの役割があります。
みんなのFXが証拠金維持率100%でのロスカットを採用しているのは、相場が思惑と反対方向に動いてしまった際の損失をできる限り小さくするためなので、大損したくない方にはおすすめです。
ちなみにGMO外貨 は証拠金維持率50%でロスカットになるのでみんなのFXが良心的というのがわかりますね。
強制ロスカットされずさらに大損
強制ロスカットされれば資金は残るのでまだ安心です。
しかしフラッシュクラッシュといわれる一瞬で動く相場には強制ロスカットの注文が成立しないことが稀にあります。
数秒後ようやくポジションが決済できたときには強制ロスカットのポイントよりさらに悪い価格で売買が成立し口座資金よりも大損ということがFXではあります。
そうなった場合、自分の資産以上のマイナスとなるためFXをやる方は一番気を付けなくてはなりません。
損切りできなくて大損
FXの初心者でもすぐ「損切りは大切」ということを習います。
ただ、FXをやってみると損切りがいかに難しいかわかってきます。
どの本を見ても検索しても「損切りは大切」「必ず入れること」と書いてあっても守ることは本当に難しいです。
この損切りを守れず一度の失敗で大損となってしまう方も毎年大勢います。
この記事では私の損切りについて悩んだ過程がみれます。
FXの損切りルールは何pips?【損切りしないというのもあり】
FXの大損を防ぐ方法
レバレッジを五倍までにする
ハイレバレッジは大損するリスクが高いのでレバレッジは最高でも5倍までがおすすめ。
5倍でも高すぎるので勝てるようになるまではレバレッジ1倍で十分です。
レバレッジをかけない状態であれば大損することはほぼないでしょう。
FX初心者はどうしても利益に意識がいきますけど、勝つことよりいかに負けないかを意識することで大損するリスクを激減させることができます。
損切りのルールを守る
損切りのルールを守ることで大損することを防ぎます。
とは言え、目の前の資金が減ってい中で損失を確定さる損切を予定通り行うことは難しいです。
そのため注文と同時に損切りを入れておき強制的に損切りが入るようにしましょう。
DMM FXなら常に自動で損切りを入れることがあるので愛用しているFXユーザー多いです。
オレンジ枠をみると5.0pipsで損切が入るようになっています。
もちろん損切幅は自由に変えられるので損切が苦手な方にはおすすめです。
無駄なエントリーを避ける
エントリータイミングが悪いとすぐに含み損となり、最初に損切りするつもりだったルールが守れなくなってしまいます。
そのため無駄なエントリーは避け自信のあるエントリーポイントにしぼりトレードするようにしましょう。
大暴落時における大損を防ぐ方法
大暴落時は2つのパターンがあります。
- フラッシュクラッシュのような瞬間的な暴落時に備える
- リーマンショックのように数年にわたる暴落時に備える
それぞれ対策についてわけて深掘りしていきます。
フラッシュクラッシュのような瞬間的な暴落時
そのため対応はこの3つ
- 十分な資金を口座に用意する
- 保有時間の長いトレードスタイルを避ける
- 週末はポジションを持ち越さない
- 祝日のポジションは持たない
十分な資金を口座に用意する
フラッシュクラッシュは一瞬だけ値が落ちてまた直ぐに値段がもどってきます。
そのためその一瞬でもロスカットのレベルを下回らなければ強制ロスカットされずほぼ無傷でしのげます。
そのため十分な資金を口座に用意しておけば大丈夫です。
保有時間の長いトレードスタイルを避ける
ポジションを保有している間は、自分の資産がリスクに常にさらされている状態です。
そのリスクを減らすためにはできる限り保有している時間を短くすればよいということになります。
なので1日の中で売買するデイトレードをメインとし、数日間から数週間保有するスイングトレードは避けましょう。
もしスイングトレードをしたい場合はレバレッジを下げれば大丈夫です。
週末のポジションを持ち越さない
FXで週末のポジションを持ち越すことは危険とされています。
なぜなら週末に国際情勢の悪化などの悪いニュースが流れると週明け一気に相場が動くためです。
週明けの大損を避けるため週末はポジションを持ち越さないようにするのもリスク管理の1つです。
祝日のポジションは持たない
今回のフラッシュクラッシュは1月3日(祝日)に起きています。
祝日の場合、市場参加者が少なくなりフラッシュクラッシュのように一方向に相場が動きやすくなり非常に危険です。
そのため祝日のトレードを避けること、祝日はポジションを保有し続けないことを守ると大損を防えげます。
世界の祝日はこちらのサイトで確認できます。
リーマンショックのような数年にわたる下落相場
リーマンショックのような相場は数年から十数年に一度、周期的にやってきます。
今回のコロナショックもリーマンショック以上の下落が来ると言われています。
値ごろ感で買わない
ドル円で124円が90円に下がれば30%以上の下落です。
自分の欲しい商品が30%OFFならお買い得で今にも飛びつきたくなります。
しかし相場の世界でその常識は通用しません。
もう一度リーマンショック時チャートを見てください。
値ごろ感で買わないのはもちろんのこと、丸印のところに注目してください。
下落相場中に上昇しているのがわかります。
下がっている相場で買いたい気持ちで今か今かと待っている間に上昇すると、どうしても飛びつきエントリーしたくなります。
しかしチャートを見ればわかりますが、その後も下落し続けるため決して買い時ではありません。
FXで大損しないためのまとめ
FXで大損するパターンをまとめると「資金管理」ができてないということになります。
そのためこの3つを意識すれば大損することはほとんどありません。
- レバレッジを低くする
- 資金を十分に用意する
- 損切りを入れる
これほどシンプルな結論に至っても実際に守ることはとても難しいです。
砂糖をたべたことがなければ砂糖の甘さをいくら文章で書いても伝わりません。
それと同じように、この記事を読んでいるあなたも大損を経験しないと防ぎようがないと思います。
しかしその大損を乗り越え、しかも一度だけでなく何度も乗り越えて億を稼ぎ出す人も成長していきます。
このAkiさんは正真正銘の億トレーダーです。
億トレーダーであってもこうして大損することがあり日々悩みつつ成長していきます。
億トレーダーAkiが使う手法・通貨とは【とてもシンプルなのですぐにマネできます】
トレードで大損することは悪いことではありません。
私も大損して数年間はFXから身を引いていた時期があります。
それでもFXの面白さに魅せられ、またこうしてトレードをしています。
大損したことを後悔して終わりでなく、その負けから得られる貴重な経験を次のトレードに活かしていきましょう。
・124円から100円:かなり安くなったな。そろそろ買いだ。
・90円:さすがにこれ以上下げないでしょ。そろそろ買いだ
・80円:リーマンショックから3年以上経ってるし下ヒゲも確認。よし買いだ。