トラリピをこれからはじめようとしていておすすめの設定を探している人へ。
いろいろ調べていると利益幅やトラップ本数などトラリピ独自の設定項目が多くどの設定がいちばんおすすめなのか知りたくなりますよね。
トラリピは人気の商品だけに多くの情報があふれていますが、2019年から少額投資でトラリピをはじめるならここの設定をマネするだけでOKです。
この記事はトラリピにおすすめできる通貨ペアやトラリピに必要な運用資金もまとめていますのでよかったら最後までお付き合いください。
トラリピ設定の信頼性の担保ですが、トラリピの性質上想定レンジ内に収まれば利益がのりますが想定のレンジ外にいけば多くの含み損を抱え最悪はロスカットされます。
今回は少額でのトラリピ設定にしていて、さらにトラリピから撤退しないような安全なポジションを想定した設定となっています。
そのため利益は少し物足りないかもしれませんが、トラリピは含み損を抱えながらのトレードとなりますので大きな利益を取りに行くより無理をしないほうが精神的もおすすめです。
トラリピにおすすめする通貨ペア

結論からいうとトラリピにおすすめする通貨ペアはCADJPYになります。
その理由を徹底解説していきます。
おすすめ通貨の3つの条件
トラリピにおすすめな通貨条件はざっくりいうとこんな感じ。
1、取引量が多く値動きに偏りがない。
2、同じレンジ内を繰り返す。
3、マイナススワップを避ける
1、取引量が多く値動きに偏りがない
取引量が少ない新興国の通貨は地政学リスクが高く値動きが読みにくいのでトルコリラTRYや南アフリカランドドルZARやメキシコペソMXNなどはおすすめしません。
ポンドも値動きが米ドルに比べ倍くらいあるのでトラリピの設定にはおすすめできません。
するとトラリピの設定で残る通貨はAUD、CAD、EUR、NZDの4通貨になり、それぞれ対円にするか対ドルにするかを選ぶ形になります。
2、同じレンジ内を繰り返す
トラリピは同じレンジ内を繰り返し注文し利益を積み上げるとい方法で利益をのばします。
具体的にはこの図の通り。

逆に言うとレンジから出たものは損切しなければ含み損を抱えたまま保有しなくてはなりません。
なので同じレンジ内を繰り返している通貨がトラリピの設定通貨にはおすすめできます。
具体的なチャートを見ていきましょう。各通貨の最大値と最小値に注目してください。
最長のチャートでは2008年にリーマンショックがあったためどの通貨もかなり値動きが激しいですが比較的穏やかなものがAUDとCADになります。
・ AUDJPY FX長期チャート

・CADJPY長期チャート

・EURJPY長期チャート

・NZDJPY長期チャート

長期チャートを見ると比較的穏やかなのがAUDとCADということがわかります。それではこの2通貨直近3年間のチャートをみてみましょう。
・AUDJPU直近3年間のチャート

・CADJPY直近3年間のチャート

こんな感じでほかの通貨にくらべAUD、CADは落ち着いていますので、この2通貨にしぼります。
トラリピに使える資産が多ければ両方の通貨を使ってトレードしていいのですが、今回は少額資金での設定なのでさらに1通貨までしぼります。
3、マイナススワップを避ける
先ほども少し触れましたがトラリピは小さな額をコツコツためていくいく投資になります。
自分の設定した値幅より値動きがなければトレードできないときがありますし、想定したレンジから外れれば含み損を抱えたままトレードをする必要がでてきます。
そのなかで少しでも利益を乗せ精神的にも落ち着くようにスワップはプラスであるほうがおすすめです。
マネースクウェアが開示してるスワップ表になります。

AUDとCADのスワップを比べてみましょう。
通貨ペア | 売りスワップ | 買いスワップ |
AUDJPY | -55円 | 5円 |
CADJPY | -52円 | 18円 |
AUDUSD | 1円 | -34円 |
CADJPY | 取り扱いなし | 取り扱いなし |
AUDJPYとCADJPYの買いスワップを比較すると5円と18円で3倍以上のスワップ差があります。
売りスワップでもAUDJPYが-55円とCADJPY-52円とCADJPYが有利ですね。
このスワップ差がトラリピではボディーブローのように効いてくるのでCADJPYを使用してトラリピを運用していきます。
必要な資金はいくら?10万円で本当にできるの?
調べると多くのサイトが30万円からという結論になっています。
理由はトラリピの性質上ポジションを保有し続けるので資金が多ければ多いほど安定した運用ができるからです。
また、利益を伸ばすにはトラリピの取引回数を増やす必要がありますが、そこにも証拠金が必要になりますし、トレード数が多ければ保有時の含み損に耐ええる資金が必要となります。
さらに資金があれば取引通貨を分散することにより〇〇ショックなどの国を直撃する問題を回避することもできリスク分散ができます。
ただ30万円用意してトラリピをはじめてたら普通ですね。すでに多くのみなさんがトレードしています。
では10万円という限られた資金でどうやってトラリピを運用したらいいのでしょうか?
今はリターンとリスクのバランスが良いマネースクウェア公式のおすすめ投資方法があるのでそれを説明します。
トラリピのおすすめ設定はハーフ&ハーフ
ハーフ&ハーフとは
通常のトラリピは買いか売り注文の一方向にしかしません。それだと必要資金が多く必要となります。
トラリピハーフ&ハーフとはどういう手法なのでしょうか?
ハーフ&ハーフとはトラリピを仕掛けるレンジを決めたら、そのレンジ内の上半分に売りのトラリピ、下半分に買いのトラリピを仕掛けるトラリピの手法です。

ハーフ&ハーフのメリット
レンジ内の上半分に売りのトラリピ、下半分に買いのトラリピを仕掛けることで通常のトラリピよりも必要資金を少なくなるメリットがあります。
・一般的なトラリピの場合

・トラリピハーフ&ハーフの場合

必要資金が通常が2,540,000円必要なのに対しトラリピハーフ&ハーフは850,000円になっています。
同じレンジ幅のまま
同じトラップ値幅のまま
同じ本数ののまま
なのにハーフ&ハーフの場合は必要資金を1/3程度に抑えていることがわかります。
これで30万円必要なところを10万円でトレード可能にできるというわけです。
ハーフ&ハーフのデメリット
ハーフ&ハーフのデメリットですがレンジを外れた上下に損失リスクが発生します。

一見デメリットに見えますがこれは本来通常トラリピのように一方向のみにトレードした場合に比べハーフ&ハーフはポジション量が半分になるのでむしろメリットになります。
またこの図だと90円のところに売りと買いのポジションを同時にもつ、いわゆる「両建て」となりますが、これもトラリピの注文時に指値をコントロールしてあげれば回避できます。
なのでトラリピのハーフ&ハーフのデメリットは、ほぼないためこれからトラリピをはじめたい人はおすすめの手法になります。
中央値とトラリピおすすめ設定を探す
ハーフ&ハーフのメリット・デメリットがわかったところで最適な中央値を探すことが重要なポイントということに気づいたかと思います。
当サイトおすすめのCADJPYの週足を見てください

リーマンショックがおきた2008年以降から今現在までの高値が106.5円で安値が68.6円となっていますのでこのレンジまで耐えうるトラリピ設定にする必要があります。
次はCADJPYの日足を見てください

直近3年間のレンジ相場に標準を合わせてトラリピ設定を考えます。
高値が90円で安値が75円なのでその半分となる82.5円が中央値となりそこから上が「売り」トラリピで82.5から下が「買い」トラリピという設定にします。
・75.0~82.5円が買いトラリピ
・83.0~90.0円が売りトラリピ
仕掛ける本数や1回のリピートで狙う利益は?
仕掛ける本数は売り買いともに10本になります。取引単位は0.1万通貨に設定するのですべての注文が成立すると1万通貨保有することになります。
確定利益幅は0.5円としました。
・トラリピ買い設定

・トラリピ売り設定

トラリピの手数料が完全無料になりました
今までのトラリピは新規注文に50円、決済注文に50円ずつ、合計100円という高額の手数料がとられていました。正直これがネックでトラリピを敬遠していた人もいます。
しかし、ライバル企業に対抗し2018年9月29日から売買手数料が完全無料により、手数料負担なく取引を行うことができるようになりました。
取引手数料がネックになって取引していなかった人はチャンスですね。
トラリピの口コミってどうなの?【ツイッターから紹介】
1人目は順調に利益が出ている人をピックアップしました。毎回チャリンチャリンと定額でお金が増えていく様子はなんとも言えない喜びを味わえます。
ブログ更新です?
— かやん@ゆるく資産運用中 (@kayan07_toushi) 2019年6月15日
今週のトラリピ運用実績です。
少額ですが、毎週利益がでています。https://t.co/XpgONIpPMo
2人目は運用119日でマイナス6万円です(汗)これがトラリピでは当たり前なのでうまく乗り切る必要があります。
トラリピの実績??
— くまお@健全な投資をするクマさん (@kumao__kumao) 2019年6月11日
・開始119日目
・元金50万円
・決済損益16,193円
・含み損益-72,018円
含み損を抱えるのがトラリピのセオリーといえど、ここ最近の荒れ相場でなかなか厳しい??
今後、含み損が決済損益に変わっていくのを待ちます(´?????`) pic.twitter.com/vftIhXJ9cA
二人の口コミは対極的でしたが利益が出ても出なくても一喜一憂しないで長期で考えるようにするといいでしょう。
運用実績はどのくらい?
※そのほかの運用先に資金を集中させるためトラリピの運用を現在停止しています。
2019年6月から運用開始しています。
随時更新していきますので楽しみにしていてください。
目標は年利5%になります。
最後まで退場せずにトレードしたものだけ生き残る
トラリピを続けていくためには長期保有の考えが大切なので十分な資金量をもってゆとりのあるレンジを想定してトレードするといいでしょう。
決して毎回定額で積みあがる利益に舞い上がり、ついついポジションを増やしがちになりますがその考えは危険なのでやめましょう。
相場に絶対はありません。過去30年のレンジ内に相場が収まる保証もどこにも存在しません。なので繰り返しになりますがトラリピをやるときは万が一失ってもいい余剰資金で長期目線で投資することをおすすめします。